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『セレクターがすべきこと』

2011.01.18 02:22  今日の一言

下の写真は一般的なDJミキサーの主要部分です。

01010011.jpg

まずPHONOとLINEの切り替えスイッチがあり、
ツマミは上から
TRIM、EQのHI・MID・LO、
それにチャンネルフェーダ、クロスフェーダ、マスターフェーダ
という構成になっています。(CUEは無視します)
非常に一般的な構成です。

マスターアウトから出力される信号は
上に書いた順番で各回路を通って行きます。


と、若干「エレキ堂」的な事を書きましたが
実はそんなことはどうでもよくて、

「なぜDJミキサーはこのような構成になっているのか?」
について考えてみましょう。


曲をつなぐだけならクロスフェーダだけで可能です。
それにチャンネルフェーダが加わると「音量調整」が出来るようになります。
さらにEQが加わると「音質調整」が出来るようになります。
TRIMは入力される信号のレベルを適正に保つ為にあります。
TRIMについてはまた後日。

極端な話し、クロスフェーダだけでいいDJミキサーに
なぜEQとチャンネルフェーダが付いているのかというと、
それは
「DJミキサーを操作する人が音質・音量を調整出来るように」
わざわざ付けてくれているのです。
もっとわかりやすく言うと
「セレクターがイイかんじと思う音でプレイしてね」
ということです。


現場でPAエンジニアをしていて、
「上手いセレクターは一貫して自分の音を持っていて聴いてて違和感がないけど
 そうでないセレクターは音質も音量もバラバラでエンジニアしてて大変!」
と思うことがよくあります。
実際、DJミキサーから送られてくる音がハチャメチャということが
現場では頻繁にあります。

PAエンジニア的立場から言うと
「DJミキサーから出るところまではセレクターの責任」
なのです。
PAエンジニアは
セレクターが意図した音なのかそうでないのかは判断出来ません。
自分の音は自分で作りましょう。
その為には出音をしっかり聴くことが必須です。

ステキな音でプレイするとフロアにいるお客さんの身体も自然と動きます。
出音をちゃんと聴いてお客さんの反応を見てプレイする。
それが
「セレクターに課せられた責任」
だと思います。

皆で良い現場を作り盛り上げていきましょう!

Einsteiner

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